Photoshop2021ニューラルフィルターで人の表情を変えるスマートポートレートをする方法

Photoshop2021の「ニューラルフィルター」で人の表情を変える方法です。

総人口クリエイターと言われて久しいですが、ソフトがアプリみたいにいろいろやってくれるようになることで、人間様がやるのは変わりの利かないクリエイティブ・コンセプトワークなどに集中できるようになりますね。

要約ポイント

  • Photoshop2021の「ニューラルフィルター」はAI Adobe Senseiを使った新しいフィルターです
  • ニューラルフィルター」のひとつスマートポートレートが被写体の表情をAIを駆使して変更を加えていく加工ができます
  • 注意点としてはAdobeのサーバー処理になるのでAdobeに写真データを渡したくない人には向いていません

ニューラルフィルター被写体の表情を変える方法ざっくり

ニューラルフィルター被写体の表情を変える方法ざっくり

ニューラルフィルター被写体の表情を変える方法ざっくり

ニューラルフィルターはPhotoshopメニューの「フィルター」の項目にあります。

ニューラルフィルターには多くのバリエーションがありますが、そのなかのひとつである「表情を変える」加工は、「スマートポートレート」になります。

表情を変えるスマートポートレート

表情を変えるニューラルフィルターである「スマートポートレート」は10/27現在ベータ版の場所にあります。

ニューラルフィルターパネルをひらいたら、「試験管のアイコン」をクリックしましょう。

スマートポートレートパネルがひらきます。

今回の記事で使用した写真素材はこちらの「ぱくたそ」様からダウンロードさせていただきました。

[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#f0f0f0" color="#757575" iconsize="100"]外部:ひとりジェンガで時間を潰す男性の写真素材[/st-cmemo]

 

[st-step step_no="1"]ベータ版ボタンをONにする[/st-step]

ニューラルフィルター「スマートポートレート」ベータ版ボタンをONにするとひらいている写真のなかで顔部分が自動選択されます。

ニューラルフィルター「スマートポートレート」ベータ版ボタンをON

ニューラルフィルター「スマートポートレート」ベータ版ボタンをON

[st-step step_no="2"]スライダーでレベルを変更[/st-step]

ニューラルフィルター「スマートポートレート」に用意されているスライダーのレベルを左右に持っていくことで、度合いをAdobeSennseiに修正してもらえます。

右側(プラス方向)に行くに従って強調され、左側(マイナス方向)に行くに従って逆の効果になります。

  • 右側(プラス方向)は強調
  • 左側(マイナス方向)は逆効果
[st-step step_no="3"][/st-step]

たとえばめっちゃ右にすると、プラス強調なので、めっちゃ笑います。

元画像→笑った顔

元画像→笑った顔

スマートポートレートで驚きをMAX

 

驚きをマイナスMAX

驚きをマイナスMAX

これを駆使すると、笑顔だけど驚いている人、笑いながら怒ってる人という微妙なニュアンスの表情も構成できますね。

スマートポートレート表情フィルター

スマートポートレート「表情」のフィルターでは、笑顔かどうか、かなしみ。よろこびが表現できます。

スマートポートレート「表情」のフィルターの驚きのスライダーでは驚き、平静が表現できます。

スマートポートレート「表情」のフィルターの怒りのスライダーでは怒り、悲しみが表現できます。

スマートポートレート被写体フィルター

スマートポートレート「被写体」では年齢、視線の左右、髪の量、顔の向き、照明の向きのフィルターをかけられます。

年齢の見た目を擬似的に変えるというのはスマホアプリで多くリリースされているのでイメージしやすいのではないでしょうか。

スマートポートレートマスク設定フィルター

スマートポートレート「マスク設定」ではコロナ時代に沿うかたちで、マスクの位置などを修正できます。

マスクをつけた顔写真が多いため、マスクを認識するようになったということですね。

 

まとめ

  • Photoshop2021の「ニューラルフィルター」はAI Adobe Senseiを使った新しいフィルターです
  • ニューラルフィルター」のひとつスマートポートレートが被写体の表情をAIを駆使して変更を加えていく加工ができます
  • 注意点としてはAdobeのサーバー処理になるのでAdobeに写真データを渡したくない人には向いていません