相手の等身大な情報を聞き出すには?
飲み会で初対面の相手の等身大の情報を知るには、本人に質問をしないとダメですよね。
相手が話したいことだけを話させていては、かっこつけている相手の輪郭の部分しか知ることができないためです。
いくらでもかっこつけることができる輪郭の部分の情報だけでは、相手の本質などは見えてこないですよね。
なので、恋愛できる相手なのかピンとこないわけです。
はい。ここで出てくる先ほどのアンケートをもってきます。
「何を話せばいいかわからない」
出会い飲み会とか合コンって、長くてもたったの3~5時間ですよね。
この限られた3~5時間で「いい相手と仲良くなる」にはどうしたらいいでしょうか?そういう考え方をしたことありましたか?
言い方を変えれば、限られた3~5時間で恋愛できる相手なのか少しでもピンとこない限り、あなたはゼッタイにその相手とデートなんてしないと思うんですよね。
出会いを探している友人に、この話をすると、きまってそんな発想なかった!!って驚愕される事が多いです。
では、人となりを知るための会話ってどんな会話でしょう。
嘘のない、何気ない話をしてもらえると、その端々から感じ取れるものはとても多いです。
いろんなところで広がらないやりとりをしている男女を見かけますが、それは時間の無駄なのでヤメましょう。
たとえば趣味。
例として「料理」で考えてみましょう。
ふだん料理をするの?という質問ひとつとっても、人となりを知ることができます。
もしかしたら飲み会でこの話をしたのがキッカケで、なにかを食べに行く話になったり、お互いの家に行く理由になるかもしれないですよね。
男女ともに料理の話は「誰にでもできるとても敷居の低い話題」です。仮に料理をしなくても、飲食店など、別の話にも持って行きやすいです。なにも食べない人間がいないからですね。
料理をする、となると、家事をどれくらいするか、自活している大人かどうか、という点も見え隠れしてきます。
料理というのは料理だけで完結しない家事です。冷蔵庫の中の食材の状況など考えて、献立を考えたり、買い物へ行くのも連動して必要な家事です。料理のあとには必ず洗い物もありますし。
得意料理とか、冷蔵庫にあるものでなにか一品つくれたりすると、それを口実に家に呼べたりとかもしますねw
他にも素材にこだわるのなら、どこの産地のなにがいつの時期に食べごろだとか、地域の特産品について詳しいかもしれないので、じゃあドライブでおいしいものを食べに行こう、という話をすると楽しそうな会話が展開しやすいわけです。
つまらない会話の典型として、年齢は?出身は?趣味は?料理なんだ。何が好きなの、というテンプレートのような会話だけではなく、お互いいろいろ話が拡がるような会話に持って行きましょう。
質問の典型はご存知「5w1H(いつ、誰が、どこ、どう、誰の、何)」をうまく噛みあわせればいいです。
繰り返しますが質問するのには理由があって、あくまで質問した内容をどうしても明白にしたいのが最優先ではなく、質問して回答してくれた内容から、その人のふだんの「人となり」や性格が、自分に合ってるかどうか判断する材料を得るために質問するんですよ。
物腰はやわらかなのか、自分と休みは合いそうか、インドア派か、アウトドア派か。
お酒は強いのか弱いのか。ワインは赤か白か。札幌ですきなB級グルメは?ライブやクラブには行くのか。
旅行は好きなのか、今までどんなところへ行き、どんな景色を見て、何を感じたのか。
お金に対する考え方、仕事に対する向き合い方、こどもは好きなのかどうか。
相手が不快にならないように、相手の人生の輪郭をなぞるような質問をしていくと、自然な会話になっていきます。これは筆者が初対面の人とてっとりばやく仲良くなる会話術なので、リアルにおすすめです。
これが等身大の「人となり」を聞き出す会話です。
ポイント2:等身大の「人となり」を知ってもらう会話をする
次に自分の話。こちら側の話です。最大のポイントの2つ目ですね。
結論を先に言うと、「人となり」が魅力的に映る会話に展開できればいいんですよ。
どれだけ魅力的な相手を見つけても、こちらに興味をもってもらえないと空振りに終わりますよね。
基本的に嘘はつかないのは当然として、ネガティブになりすぎないようにしたほうがいいです。
必ずネガティブワードはポジティブに言い換えて発言しましょう。
初対面の相手が発した言葉は単語ごとに、印象をつくってしまう場合がありますので、これは意識的にしておくといいと思います。
例として「仕事人間」は「仕事が好き」とか、です。
飲み会のときのおすすめとしては、あまり自分のことを話さない、というのも手です。
少ない情報量だと、相手はその情報量のなかで無意識に想像して補完してくれるのです。たとえば、女性が仕事のことを聞かれて「食品会社のABCです」って言うよりも、「OLです」と答える方が、OLというイメージで相手は考えますよね。
ここでABCの販売している食品について話が展開しても面白くないわけです。
そしてあまり知らない部分が多いからこそ、魅力的に、ミステリアスにも感じます。また会いたいと思うようになるわけです。
もちろん聞かれたらまじめに本当のことを話しましょう。なにも情報を出してはいけないというわけではないですからね。
要は相手の話をよく聞きましょう。嘘のない等身大の会話をしましょう。
飲み会のなかで、なにを話せばいいかわからないという人は少し不安が解消されましたか?
不幸自慢はするな
あと誤解されがち、マイナスになりがちな会話が不幸自慢。
不幸自慢は出会いの飲み会でしてもいちばん仕方ないですね。
出会いのキッカケの飲み会なので、出会いたい気持ちがあるならば不幸自慢で気を引くよりも、もっとポジティブなことで気を引きましょう。
あとで仲良くなった時に「いくらでも打ち解けられる情報は後回しで」いいんです。
会話してこない人は会話の仕方がわからないだけ
時に、会話に詰まった時に「私に興味ないの?」っていうのは思わないほうがいいです。
もしかしたら興味の持ち方がわからないだけかもしれません。
沈んだ顔していても、もしかしたら緊張している表情なのかもしれないからです。
また、重大な問題を抱えているときに、それが相手は重大な問題だと感じないかもしれません。