僕は大手SIer勤務を経て、Web業界未経験から、転職2社目にして札幌のとあるイケイケWeb系企業への転職を成功させました。
[st-card id=341 label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="off"]今回は、じゃあそもそも未経験からどうやって1社目の会社に転職したかの戦略をお話しします。
最初の勉強は動画講座やオンラインプログラミングスクールを使った
転職する前は主にドットインストール、オンラインプログラミングスクールで勉強をしました。
詳しくは下記にまとめてあります。
[st-card id=429 label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="off"] [st-card id=444 label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="off"]
重要なのはちゃんと知識をつけることよりも、挫折しないこと。
ここでスキルが追っつかないと思っても好きならやり続けたほうがいいです。
とにかくWebサイト/Webアプリっぽいものを量産します。下手でも全然構いません。なんせ世の中の大半の人はそんなもの作れないんですからね。
[st-kaiwa-yhei]この時点でやっていて苦痛しか感じないのであれば、別の道を模索したほうがいいです。この先ずーっと、引退するまで勉強を続ける必要があるので、ある程度楽しくないと辛いと思います[/st-kaiwa-yhei]
とにかく簡単な実績を作る
ドットインストールやTechAcademyで下手くそでも作品を作っていると、簡単なサイトなら作れるようになります。
しかし、年齢にもよりますが、これだけで全ての業界未経験者が就職できるほど甘くはありません。
確実に就職を勝ち取るためには就職する前から実績を作る必要があります。
とは言え、スキルとしては素人に毛が生えた程度です。
どうやって実績を作れば良いのか。
誰もこんな低レベルな僕/私に仕事なんてくれないよ? と思いますよね。
ところがどっこい、実績を作る方法はいくらでもあります。
SNS上で仕事を募集してみる
TwitterやFacebook上で「副業でWebデザインを始めました。何かお仕事依頼があれば格安でやりますよ」と投稿してみます。
すると不思議なもので、皆面白がってコンタクトをくれたりします。
サークルのサイトでも、個人のブログデザイン改修でも構いません。
ちょっとしたWebサイト制作や改修を、無料または格安で引き受けるのをオススメします。
実力はつくわ、実績として書けるわウハウハです。
[st-kaiwa-yhei]特にフリーランスの友人は、積極的にお話を聞いてくれたりするので、本当に助かりました[/st-kaiwa-yhei]
自分のポートフォリオサイトを作り それを実績とする
とは言ってもSNSをやってない方は、仕事を募集するのも難しいかもしれません。
また、自分のスキルに自信が持てず、仕事を受けるのに恐怖感を覚える方もいるかもしれません。
そんな方にオススメなのが、自分のポートフォリオサイトを作ることです。
独自デザインで1からサイトを作り、自分の経歴やできること、日々のWeb制作への考え方やtipsをコンテンツとして発信すると最高です。
ついでにお問い合わせページも設置し、個人事業主になった気分で仕事募集もします。SEOがハマれば、検索エンジン経由でサイトに訪れた人が問い合わせをくれるかもしれません。
ここまでやれば、立派な実績となります。
[st-kaiwa-yhei]自分が自分のためだけに作ったものだって、実績です。全く問題になりません[/st-kaiwa-yhei]
クラウドソーシングの格安案件を受注する
クラウドワークス などのクラウドソーシングサービスを使って、仕事を受注するのもありです。
クラウドワークスではWebデザインや、HTML/CSSのコーディング作業など、様々なWeb系の仕事が募集されています。
この中でも、下記のような仕事を探して受けることをオススメします。
[st-mybox title="" fontawesome="" color="#757575" bordercolor="#ccc" bgcolor="#ffffff" borderwidth="2" borderradius="2" titleweight="bold"]- コンペ形式のもの
- 低報酬で競争率が低いもの
コンペであれば採用不採用に関わらず作品を作ることになるので、こなしていけば確実に実力がアップします。
例えば、LP制作案件で、デザインのみ納品のコンペがあったとしたら。
それをPhotoshopで作成し、納品した後、実際にHTMLとCSSでサイトを作るところまでやってしまいます。
万が一不採用になったとしても、公開できる情報のみで作品を再構築して、自分の作品としてしまえば、商用(として仕事した)実績の完成です。
またクラウドワークスのコンペは、他人の作品を見られる案件もあるので、採用された作品を見たりするだけでかなり勉強になります。
慣れてきたら、固定報酬制の案件にも応募してみて、受注できればそれも実績となります。
クラウドソーシングは仕事を選ばなければ実績を簡単に得ることができますし、何より数をこなせば実力がかなりアップするのが最大の利点です。
また、採用面接時に、副業でお金をもらって仕事していた経験と言うのはかなりアドバンテージになります。
実際、未経験エンジニアで副業を経験済みで採用面接に来る人材はほとんどいません。
その時点で他の未経験エンジニアと大きな差をつけることができるので、本気で未経験から就職を目指すならクラウドソーシングの利用をオススメします。
[st-kaiwa-yhei]ただ、低報酬の案件は割に合わない作業を要求されたり、難しいことを簡単な風に要求されたりします。あくまで自分が少しだけ背伸びすればできるかなぐらいの案件を見極めるのがポイントです。長くても1日ぐらいで終わりそうだなぐらいの案件を受けていくほうが良いでしょう[/st-kaiwa-yhei]
最初の会社は零細かつ裁量が大きい会社を選ぶ
さて、ある程度実績を積んだらいよいよ就職する会社を探します。
探す際のポイントは、とにかく規模が小さくて、ブラック企業でないところです。
なぜ規模が小さいところを選ぶか
規模が小さいところは、大企業に比べて比較的制度が整っておらず、リソースも限られているため、自分自身で何とかする的仕事が多くなります。
つまり、裁量が格段に大きくなります。
裁量が大きいと言うことは、責任が増える反面、自分で考えて仕事を進めることができます。
例えばツールの導入一つにしても、大企業であれば数多ある承認ステップを経て、幹部にプレゼンし。。。といったようなことをやらないといけませんが、零細企業だとそのようなしがらみは少ないです。(上司にもよる)
メリットを説けば、即会社全体にそれが行き渡るし、それが無理でも少なくとも自分だけは思い通りに開発を行うことができます。
仕事に工夫の余地が生まれ、やったことが職場改善の実績としてキャリアに刻まれるので、その後のステップアップに大いに貢献します。
[st-kaiwa-yhei]僕も、1社目の会社では、イケてる開発手法やツールを見つけたら即開発プロセスに入れてみて、実験をしてました。その後の2社目の転職活動時は、単にプログラミングやコーディングができるってこと以上に、1社目で行なっていた開発プロセスに対する知見が評価要因になりました[/st-kaiwa-yhei] [st-kaiwa-yhei]大企業やある程度成熟した中小企業だと、そもそも開発プロセスを変えるなんてことは困難極まりないです。使うツールすら決まってるし、Photoshopを契約するということだけで幹部に費用対効果を説明しなきゃなんないくらいですからね(高度な冗談かな?)[/st-kaiwa-yhei]
また、中規模の会社の場合、実開発は全て外注する会社もあります。
万一そのような会社であった場合、自分で手を動かす系のスキルは一切伸びないので、エンジニアとして生き残りにくくなります。
[st-kaiwa-yhei]一切伸びない、は言い過ぎではなく、単純にスキルを伸ばしたいと考えた場合、クラウドソーシングやってた方がマシです[/st-kaiwa-yhei]
ブラック企業かどうかはハロワの職員に聞く
言うまでもなく、ブラック企業は避けましょう。ここで言うブラック企業と言うのは、とてつもなく長時間労働させた上で報酬も少ない企業のことです。
ブラック企業に入ってしまうと、長時間残業やストレスのせいで慢性的に無気力な状態になります。
そのような状態だと、これから伸びるはずだったスキルも伸びなくなりますので、絶対に避けてください。
[st-kaiwa-yhei]あくまで個人的な意見ですが、高収入だったとしても長時間労働を強要する会社は論外です。長時間労働をすると家庭環境も壊しがちですし、ネガティブ思考が体に染み付きます。疲れで日々ぼーっと生きることになるのであらゆる判断能力が落ちます。仕事も雑になりがちです。長い人生を生きる上で、この状態が続くのはリスクでしかありません[/st-kaiwa-yhei]
では、そう言った会社かどうかは、どうやって判断すればいいのでしょうか。
僕は1社目の会社はハローワークで選んだのですが、職員さんにブラックかどうか聞いてました。
4社ぐらいピックアップして職員さんに相談していたのですが、「ここってブラックなんすかね?」とどストレートに聞くと、オブラートに包んで教えてくれたりしました。(無論、ブラックとは一度も明言しない)
また、離職率や、どのぐらいの人が定着したかを聞いてみるのも良いです。
この辺を利害なしで聞けるのはハロワの良いところだと思います。
メモ
転職エージェントや転職サイトだと、入社したら向こうにフィーが入るので、どうしても公平な情報は引き出しにくくなります。ましてやスキルの低い業界未経験の状態だとブラック企業に放り込まれるリスクが高い。ゆえに業界未経験こそハロワを使え。と僕は考えています。
職務経歴書や面接ではとにかく実績や成果物をアピール
職務経歴書や面接では下記のことをアピールしてください。
[st-mybox title="アピールポイント" fontawesome="fa-check-circle" color="#FFD54F" bordercolor="#FFD54F" bgcolor="#FFFDE7" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]- 未経験だが実際手を動かしまくっていること
- クライアントワークも既にちゃんとできるということ
- ポートフォリオサイトやgithubもあれば、必ずURLを明記の上、公開できる範囲で書く
未経験なのに実績があると言うギャップは、採用担当者に相当響きます。
また、零細であればあるほど、個人で仕事を取ってきた経験をもつ人材は重宝されます。
さらに、採用担当者はあなたのスキルレベルを正確に把握したがっています。
面接でグダグダとスキルについて語られるより、ポートフォリオやgithubを実際に見た方が早いです。
したがって、成果物をさっさと見せてくれる候補者は印象が良いです。
[st-kaiwa-yhei]「コミュニケーション力がある」という代わりに、クライアントとどううまく仕事をしたかを喋れば良いし、「勉強熱心で努力型」と口で言う代りに、年間のgithubへのcommit数や書いたコードの量を言う。100の美辞麗句よりエピソードトークと、定量的な成果ですね[/st-kaiwa-yhei]
業界未経験から1社目のWeb制作会社に入るためのまとめ
まとめます。業界未経験がWebデザイナー/Webエンジニアとして就職するために取るべきステップは下記です。
[st-mybox title="ポイント" fontawesome="fa-check-circle" color="#FFD54F" bordercolor="#FFD54F" bgcolor="#FFFDE7" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]- ドットインストールやTechAcademyで勉強する
- 実績を積む。SNSやクラウドソーシングで仕事募集する。自分のポートフォリオサイトを作るなど小さい実績を細切れで
- 裁量の大きい会社を狙う。小さい会社がオススメ。ブラック企業はハロワの職員に聞いて回避する
- 業界未経験ながら既に実績があると言う点をアピール → 内定獲得
僕は実際にこの方法で、32才、業界未経験からWeb系企業に転職しました。
再現性は比較的高いと思いますので、参考にしてみてください。
あわせて読みたい
[st-card id=341 label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="off"] [st-card id=429 label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="off"] [st-card id=444 label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="off"]