女友達に妊娠したり産んだりしたひとが多いので、妊娠している期間中に、旦那さん(彼氏さん)にいちばんこれだけはやってもらいたかった・やってもらえてよかった家事はどんなことでしたか?
っていうことをいろいろ聞いて回ってきました。
主に衣食住、家事、お金周りのことが中心になりますが、どんなことが要望として多かったでしょうか。
2位から見ていこうと思いますので、ぜひ1位を予測してくださいね。
2位:日々のゴミ出し
ゴミ出しがこんなに上位にいる、っていうのは意外だと感じるのはたぶん男性側だと思うんですよ。
家庭の中で「ゴミ出し」っていう家事って、ゴミの分類から始まって、日々出るゴミをその都度、適切な仕分けをしておく必要があるんです。
ぜんぶゴミ袋に入れてポイだからカンタンじゃないの?と思っている旦那さんは想像力が足りません。
一週間、月火水木金、燃えるゴミが●曜日だからその前の日には燃えるゴミを集めたり、お風呂や台所の排水周りのゴミもまとめておいたり、副次的に家事が増えるわけです。
これ、実際にやらないとわかりませんが、かなりの手間なのと、ごみカレンダーのスケジュールが頭に入っていないとできないんですよね。
燃えるもの、燃えないもの、ビン・カン・ペットボトルの捨て方、プラスチック容器、他に燃えないゴミの収集日は月に一回だからそれに合わせて燃えないゴミがどっかにあったかなぁと考えたりと、かなり「想像力」がものをいう家事なんです。
勝手にゴミがまとまってゴミ袋に入って玄関に置かれるわけじゃないんですよね。
ゴミ箱の回収で家の中を歩きまわるし、ゴミ捨て場にゴミを持っていくってことはかなりの移動をします。もちろん長時間移動し続けるというのは妊婦さんにとっては多大な労力。
アンケートでポイントを振り分けてもらった所、積もり積もって、240ptになった「ゴミ出し(ゴミ捨て含む)」は、妊婦さんがいるならぜひ旦那さんが代わってあげて欲しい家事に思います。
ちなみに、このランキングの特徴として、他の家事よりも振り分けられたポイントは低いけど、たくさんの人が感じていたために総合ポイントで2位になったイメージです。
- ごみを分類して捨てる
- 部屋のゴミ箱からゴミを収集
- ゴミ捨て場にゴミを捨てに行く
- ゴミカレンダーの把握とそれに応じて行動
- 住んでる町の指定ゴミ袋など消耗品管理
3位:食器の洗い物
ぼくはこれがイチバンなんじゃないかと思っていましたが、大外れでした。
3位は油断したら油断しただけ台所にたまっていく食器の洗い物。
妊娠している季節が冬だと水仕事は手が荒れるので、そもそもストレスになりますし、立ち仕事というのもつらい理由のひとつです。
台所で座りながら洗い物ができるようになってもつらいままなんですけどねきっと。
食器がごっちゃになった台所で洗い物をしたことがある人は想像突くんですが、一度たまっちゃうとかなりの重労働なんです。
同じ大きさのお皿とかは洗って重ねていかないと、すぐ置き場に困ってしまいますし、気をつけないと包丁などもあるので感覚を鋭敏にして進めないといけません。
ただでさえ感覚が鋭敏になってる妊婦さんにそんな家事任せられないですよ。これは本当。
感覚の話をすると、妊婦さんって妊娠すると
「それまでもんだいなかったにおい」
「台所に洗い物がたまっている状態そのもの」
・・・とかもダメになって吐きたくなったり、いつも以上にちいさなことで大きなダメージ(メンタルに響く)を受けるので、洗い物はいつも代わってあげられる体制ってひつようだなぁと感じていました。
- 水仕事で手が荒れちゃう
- 妊婦には立ち仕事がしんどい
- ごちゃごちゃな台所はにおいや衛生など妊婦にストレスが多い
- 脳で処理する作業が多い
洗い物作業って分解すると、意外と脳で処理するコト多いんですよね。
- 洗い物の全体量の把握
- どれから洗って片付けていくかなんとなく組み立て
- ガンガン効率的に洗っていく
- 効率的に拭いて棚に片付けていく
- 台所自体の汚れ、洗うスポンジなど消耗品の消耗度合いの把握
分解するとこんなに多いのか・・・ちなみに食器の洗い物は240ptで3位にランクインです。
4位:お風呂の用意・準備
妊婦だってお風呂に入りたい。でも身体が動かない。
これも男性って想像力がある・ない、で全然問題意識変わるんですが、妊婦ってお風呂に入るの自体もいのちがけなんですよ。
足元見えないし、赤ちゃんお腹の中にいるから転べないし。長風呂は危険だと言われているし。
でもリラックスになるからがんばってお風呂の用意はしたいんですよ。夏場だったら汗も流したいし。
お風呂のお湯張っても、張った所で具合悪くなって結局はいれなかったりすると本当に精神的にきちゃいます。
なんでこんな自分の思い通りに身体動かないんだろうって、無気力に襲われちゃいます。
そんな感じなので、よけいに滑りやすいお風呂の掃除や準備って、体勢変えたりもあるのでかなり危険。
妊婦自身「できたら旦那さんにやってもらいたい」じゃなくて、間違いなく旦那がやったほうがいいですよ!
- お風呂の掃除(洗浄・排水周り)
- お風呂の消耗品の取り換え
- お風呂にお湯を張る
ほんとこれ大事だからもう一度言いたんですけど、妊婦ってお風呂に入ること自体いのちがけなんです。
なかなか奥さんがお風呂から出てこなかったら、「だいじょうぶかい?」って声かけるとか、様子を見に行くとか、ぜひ世の旦那さんにはしてほしいです。
居間からは見えないところなので、なにか事故があったら冗談になりませんよ。
お風呂の用意は170ptで4位でした。
5位:部屋の掃除
同じく170ptで同率なのがお部屋の掃除。
妊婦さんは産休や退職で、一日中家にいる方も多いんじゃないでしょうか。となると赤ちゃんのために空気やホコリなんかがきになってしかたなくなります。
ただ、自分の身体がそこについてこない。
あれもやりたいこれもやりたい、でもつわりやだるさで身体が動かない。
部屋中に移動したり掃除機をかけるのもかなりの重労働になるんです。
これはさすがに旦那さんが妊婦さんに言っちゃいけないことばのひとつですが「一日中に絵にいるのに●●もできないの」というのは禁止ワードです。完全にころされます。
妊婦さんだって、きれいなお部屋でうきうき過ごしたいので、配慮してあげたらわりと夫婦関係もスムーズになるのではないでしょうか。
6位:お弁当の用意
旦那さんが働いているなら、奥さんにお弁当を作ってもらっている人も多いのではないでしょうか。
冷凍食品がメインだとしても、毎日お弁当を用意するだけでもとても重労働になります。それが妊婦さんだったらなおさらです。
妊婦は妊婦なだけで大変なので自分のランチは自分で用意し、妊婦さんの負担を軽減してあげましょう。
ちいさな心遣いが妊婦さんにとっては喜ばしいことだったりしますので、妊婦さんの負担軽減の一歩目としてはいいのではないでしょうか。お弁当の用意は100ptでした。
7位:洗濯
お弁当と同じく100ptだったのが毎日の洗濯。衣食住の家事のひとつですね。これも意外と順位は高くないですね。
- 洗濯物の分類仕分け
- 冬季だと干す作業が手が冷たい
- 乾いたら取り込み
台所まわりの洗い物同様、日々の洗濯は油断するとたくさんたまってしまいます。
また、お腹が大きな妊婦さんにとっては「お洗濯」という家事は3つも危険な点があります。
- 洗濯物を洗濯機からかがんで出すとき
- 洗濯物を干すところへ持って移動するとき
- 干すときに背伸びしたりと体勢を変えるとき
この3つです。
洗いものという家事の特徴として、すこぶる時間が掛かるし、家によっては移動も多いため、つねに転倒などの危険がつきまとう「妊婦さんにとって」怖い家事だということがわかるでしょうか。
大切な赤ちゃんがお腹にいる期間はできるだけ洗濯物も
8位:消耗品取り換え管理・買い物
毎日使うものだから忘れがちな家事のひとつ、消耗品の取り換えや在庫管理、買い物のたぐいです。
当然ながらスーパー店舗まで行かなければならないので、一見負担がとても多そうなイメージですが、「お金をつかう」という点が、意外に妊婦さんの気分転換につながったりするんですね。
買い物以外で家の外に出る機会が極端に少ないからです。
引きこもりがちだと、妊娠中特有の不安におそわれる心情も相まって、暗く塞ぎこんでしまいがちです。
もちろん、予定通り買い物に行きたいのに行けないという状況はありますが、そういった場合は柔軟に旦那さんがかわりに行ってあげるとか、最近サービスが充実してきた宅配スーパーなどを利用するといいかもしれませんね。
とはいえ100%旦那さんが買い物に行ってしまうよりは、「お金を使う」「お出かけの理由」の余地として基本的にはお買い物は妊婦さんにお任せしておいたほうが、いいのかもしれません。
9位:妊娠出産系の情報集め
これもそんなに順位は高くありませんでした。
情報源が本や人に話しを聞いたりがメインだった昔と比べて、横になりながらふとんのなかからスマホで調べ物ができるって、妊婦さんにはとてもいい時代になったひとつです。
身重の身体を酷使して移動しなくても、情報集めができるということと、男性だとやはりイメージがつかない妊婦の悩みや助成関係のことは、妊婦さん自身で調べたいケースが多いようです。
ただ、ネットにはへんな情報も多く、ネガティブイメージを植え付けてくるものもあるので、情報の取捨選択の重要性は高まっていますね。
ママさんをサポートする会社さんや、政府のデータが乗っているHPなどで、少しでも自分が信頼できる情報を集めていける状況があると安心です。手元にスマホがあるなら、急に非常事態になっても連絡しやすくなりますもんね。
妊婦さんもすべてを旦那さんに丸投げしたいわけではありません。なにもできない自分というものにふさぎこんでしまうことを防ぐために、自分でできることはできるだけ自分でしたいと思っているということも、ぜひ心に留めておいて欲しいです。
10位:換気など部屋周りの環境チェック
あまり上位にならなかった意外なもののひとつ。
環境チェック。
個人的には妊婦さんだって女性なので、旦那さんに大切にされたいという気持ちがあるとおもうので、気にしてもらいたい、配慮してもらいたいっていう意味なのだが、意見としては
「そのくらいは自分で調整したい」
「旦那とはちょうどいい温度が違うのでこっち基準で設定したい」
「リモコンで操作するだけだから、動かないといけない家事を頼みたい」
といった結果になった。
全部旦那さんがやる、というよりは、分業して、なになら負担なくできるのか話し合うのも大切だな、と感じますね。
11位:出産・育児に必要なものの準備
妊娠はトツキトオカと言いますが、出産してハイ終わりー、明日から通常!ってな風にはなりません。当然ですが、出産すると同時に育児がスタートします。
息をつく間なんてありません。
そのため生まれたらすぐに使う赤ちゃんのためののものは事前に用意しないといけませんよね。育児に使う必要なものはとても多く、とても1日でぱぱっと用意する芸当はむずかしいです。
とても金額も大きくなるので、妊婦さん側だけの一存で使えない額になることもあるでしょう。
- 知識本(はじめての育児系)
そして1位は毎日必要なこと
それでは1位のご紹介です。
衣食住のひとつ、「食事の用意」が妊娠期間中に旦那さんにやってもらいたかった家事のランキング1位になりました。ポイントとしては260ptとなっています。
つわりを体験できない男性としては本当に想像力(この言葉だけでなんかいつかったかわからないけど)が重要で、食べたいけれど食べられない、吐いてしまう、食べられなくなる、という「それまで自分の抱いていた感覚が狂う」という経験は、すさまじいものがあります。
好きだった食べ物が、妊娠中、拒否反応をお越し、産後も食べられなくなる妊婦さんもいます。
好きだった食べ物をせっかくたべてもぜんぶもどしてしまうことも、とても自己否定の感情につつまれることになり、心情的に大きなダメージが襲います。
その間にお腹の赤ちゃんは大きくなりつづけます。栄養も葉酸も必要です。母体の健康も大切です。いろいろなジレンマが渦巻くわけです。
男性にとってはもしかしたらささいな「あさめし」「昼べんとう」「ばんめし」かもしれませんが、妊婦さんにとっては多くの物事が絡んでくる重要なもの。
けっして、むげにするような言葉を使ったりせず、できたら妊婦さんのペースでかわりに食事の用意をがんばりましょう。
妊婦さんが旦那さんにやってもらいたかった家事ランキング結果まとめ
1位 | 260pt | 食事の用意 |
2位 | 240pt | ゴミ出し |
3位 | 200pt | 食器の洗い物 |
4位 | 170pt | 風呂の用意 |
5位 | 170pt | 部屋の掃除 |
6位 | 100pt | お弁当の用意 |
7位 | 100pt | 洗濯 |
8位 | 90pt | 消耗品取り替え・買い物 |
9位 | 60pt | 妊娠・出産系の情報収集 |
10位 | 20pt | 妊婦のいる部屋の換気など環境チェック |
11位 | 10pt | 支払いなどのやりとり |
奥さんのこと、大事に想うなら、なにがつらいのか、を察してあげて、行動してあげましょう。